近年ワイヤレスイヤホンが広く浸透し、街中を行き交う人々の多くが、各々のスマートフォンから流れる音楽を聞いている。同じ空間にいる人々がそれぞれ異なる音を聞いている状況に、寂しさを感じたことが本研究の原点である。 この作品では、空間を構成する要素として「音」を主として考え、新しい空間の楽しみ方を提案する。