裏の糸を処理せずに長く垂らすことで、通常は平面作品である織物に空間的な要素を加えました。経糸は針金、緯糸には毛糸や麻紐を使用しています。 細い糸を地道に織りながら形を作っていく「織物」と、長い年月をかけて土砂が重なっていく「地層」を、自分の「人生」と重ね合わせてデザインしています。