万葉集に収録された贈答歌を対象とし、特徴的な構造と表現技法を理解した上で視覚的に内容を伝えるブックデザインを試みた。和歌が詠まれた季節や二人の暮らし、感情の変化は確かに存在したが、その全てを残された文字から知ることはできない。これらを視覚的に表現し言葉にできない面白さを伝えることを目標に制作した。