本研究では感覚(触感・聴覚など)という多義的な心的イメージを一つのメディアアート作品として感触表現における体験型作品を制作することを試みたものである.絵画を見た視覚的な体験と、実際に絵画のモチーフを自ら動かしたときの体験.実際に絵画のモチーフを動かしているとモチーフの元の位置がわからなくなる.鑑賞者に作品鑑賞における意識領域を自覚させることを試みた.