本研究では、香の嗜みにおける新しい価値のあり方をデザインした。六国五味に基づく六つの物語を創作し、物語に潜むエッセンスを手がかりに煙のかたちと香炉の形状を導き出した。煙と香炉のかたちを物語の世界観と合致させることが、達成目標であり研究である。私はこの研究により、香を「体験として味わう」新たな嗜み方を、六つの煙のかたちとその香炉のデザインで提案する。