現在の経済システムや生活スタイルの中で生きる私たちにとって、肉を食べる行為の背景にある飼育・と殺・解体の行為は日常生活からは不可視的である。それゆえに食べ物になる命や食に関する諸問題は、実際身近であるのに深く考える機会は少ない。 普段目にすることはないがどこかで毎日行われている食肉の生産、食肉の歴史、現在の食肉の諸問題を、ビジュアル、文字、動作を用いて伝達し、食肉について改めて深く考える機会を与えることを目的に本を制作した。