他者への興味を写真に昇華させ自己を見つめ直すことが目的でもあった今作は、22年間の生きてきた区切りだと感じる。変わってしまうことが恐くて嫌で怯えた日々も、いまは荒い流れてとても先まで歩いてきてしまった。思い出すことは必然であり、過去を誇らしく思っても、感傷してもいい。これまでのすべてを信じて、この先わたしの生きてゆく光にしたい。